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2006.08.17

妖怪作り話/第三話

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妖怪作り話---第三話
   栗之樹妖怪「白髪太郎」



「白髪太郎」という妖怪は人間に害を与えるものではない。
-------------もともとは人間の男であった。

その男は浜辺の村に住んでいた。
ある日、浜にうちあげられ、子供らにいじめられていた亀を助けたことから
竜宮城に招かれ、そこの女達に夢のようなもてなしを受けた。

珍しい海の幸をたらふく食い、女達にも飽きた男は村に帰ることにした。
別れ際、女達は「開けてはならぬ」という意味不明の言葉とともに
土産を男に手渡した。・・・・・玉手箱である。

村に帰ってきた男は、女達の言葉など屁ともせず、玉手箱を開けてしまう。
とたん、男は白髪白髭の老人と化す。

村人達は、突然海から現れた異様な老人を山へと追いやってしまう。

老人は山をさ迷い歩くうちに、ある樹の実に目をとめた。
その実は竜宮城の女達に振る舞われた海の幸「雲丹」にそっくりだった。

老人は竜宮城での日々を懐かしみ、その木にはい登り、取り憑いた。
それが「妖怪白髪太郎」である。

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今の世に、これほど繁栄し、人間界にとけ込んでいる妖怪は他になかろう。

「白髪太郎」は若い女の肌に寄り添い。
若い女も「白髪太郎」を、その柔肌にはべらせたがる。

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「白髪太郎」は今も竜宮城での華やかな宴が忘れられず、
そのような宴の席にこそ、取り憑いた女に強い妖術をかけるのである。

宴の席のご婦人方の装いを、思いおこされよ----
洋の東西を問わず「白いフワフワ」
時を超え、海を越え、谷を越え、宗教をも超えて大人気。
やったね「白髪太郎」なのである。
---------------昔の名前など今さら問うまい・・無粋であろう。

また、取り憑かれた女は
やたらと栗の実を好んで喰うようになる。
「栗饅頭」「 栗羊羹」「 栗おこわ」「 栗ぜんざい」
「 マロンケーキ」など・・・・きりがない。
------------このような嗜好の偏りも白髪太郎の妖術の成すところなのである。

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この話は管理人の作り話である。だが、「白髪太郎」は今も実在する。
実際に栗の樹に見かける。(ブナ科の胡桃にもいた)
妖怪「白髪太郎」の姿は
クスサン(蛾)の「幼虫期」の姿をディフォルメしたものである。
 
地方に寄っては「白髪太夫」とも呼ぶらしいが、
その名に恥じぬ風格である---終齢幼虫は10cm超!!!
 
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 ↑これが10cm超。持ち帰りの袋が重かった(ーwー)
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この記事へのコメント
はろー
ひと雨降って ほっとしたね~
白髪クンってそんなに大きいんだぁ
ところで これらの絵は全くブログ用?
兼お仕事?
ブログだけじゃもったいないよー
今 ウチの庭にも黄黒しましまの奇怪な
幼虫がいついてます
貴方のように お話を考えるでもなく
うわーグロい柄だねぇ と眺めるだけw
Posted by 701 at 2006.08.18 14:35 | 編集
to---701
これらの絵は全くブログ用だよ~~ん。
「お仕事」で、こんなキモイラストの注文---あるか~~い!(笑い)
*黄黒しましまの奇怪な幼虫・・興味しんしん(^w^)見に行きたい!
*幼虫調べなら「幼虫図鑑」で検索かけると♪ピンポンだよ。
 ワタクシ---いつも頼りにしているサイトです(ーwー)
Posted by ケンタ at 2006.08.18 18:07 | 編集
「幼虫図鑑」見ました
ありました!
URLに貼ったから 見てみて
すごいね 幼虫図鑑って
頭皮がむずむずしましたw

「お仕事」で、こんなキモイラストの注文・・
>お絵かきBBSを共用にリンクしておけば
「描いて」というお仕事が舞い込むことも
あると聞いてるよ
Posted by 701 at 2006.08.19 13:40 | 編集
ゴメン しくった
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/han-no-kenmon.html
ハンノケンモンというヤツです
Posted by 701 at 2006.08.19 13:42 | 編集
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